最近の講座でのこと。
自己紹介の際に
「1歳2ヶ月なんですけど、まだ母乳を飲んでいます。」
「同じくうちもまだ母乳を飲んでいます。」
思わず、２人目でストップをかけてしまいました😅
お二人とも「まだ」とおっしゃるのは、「まだ？」と言う周りからの圧力がそうさせているのでしょう。
WHOでは2歳まで母乳を続けることが推奨されています。
参考リンク
1歳を過ぎると、離乳食の量も増えて、もう母乳はいらないかな？ミルクだったら終了の時期だし、と思ったり周りから言われたりすると思います。
だけど、母乳の役割は、身体の栄養から心の栄養へと移行していきます。
以前に、このような場面がありました。
確かお子さんは2歳前くらいだったと思います。
お母さんはまだ授乳を続けてもいいと思っていたけれど、周りの「もうやめたら？」の声で、卒乳を決めました。
ところが、卒乳を決めた直後からお子さんがハンストを起こし、お水さえも拒否するようになり、しかもママと目を合わせなくなってしまったのです。
その子の顔は怒っていました。
せっかく苦労して続けてきた母乳は、幸せな思い出のまま終了したいですね。
乳房自体はお母さんの一部だけれど、「おっぱいを飲む」は母子の共同作業で続けられてきたことなので、お子さんの意見も大切に聞くといいです。
卒乳の際に避けた方がいいことは
・たまたま1日飲まなかったから突然やめる
・お盆やお正月に、人手があるから突然やめる
・真夏と真冬にやめる（脱水と風邪で飲食できなくても母乳なら飲める子多数）
おすすめは
・春か秋
・日程を子どもと相談（1歳半を過ぎればこちらの話は通じる子が多い）
・やめる日が決まったらアドベントカレンダーを作って、毎日シールなどを貼って楽しみにする
・卒乳後は助産師さんに乳房ケアをしてもらう（乳汁が残っていない方がいいです）
このほかに、1歳未満でも自ら「飲まない」意志で卒乳する子もたまにお見かけしますから、絶対ではないです。
ご参考まで。
