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家族の歴史

着物を着られるようになってから、母や叔母が着物を処分するからもらってくれる?と相談されることがある。わたしの周りには着られる人が多いので、サイズの合いそうな人に着てもらう。

今回預かったのは、友人のお母様の着物。サイズを測っていたら、一枚だけとてもサイズが小さく袖に接ぎのある着物があった。これはお母様ではなく、おばあちゃんとかのではないか?と気になって友人に尋ねた。

その着物は彼女のひいおばあちゃんの着物と判明。明治時代約100年前の着物。

祖母が終戦直後に結婚した時に嫁入り道具が少なくて恥ずかしかった、と話していたことを思い出した〜と友人談。

戦後物のないときに、自分の着物を嫁入り道具として持たせたのでしょうね。母の愛ですね♡

そんな家族の歴史がつまった着物は彼女の手元に置いてもらう予定。